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【映画】ミッドナイト・イン・パリ(2010)

脚本・監督:ウッディ・アレン

 

Good points

・難しくない

・おとぎ話

・男がおばかで愛らしい

★理想の世界を描いている

・構造に一捻りある

・メッセージ性がある

・メッセージがわかりやすい

・コメディである

・誰も傷つかない

・過度に人生を美化していない

 

Especially good one

★理想の世界を描いている。

主人公は憧れの1920年代(ジャズエイジ)にタイプトリップする。

憧れのヘミングウェイフィッツジェラルドに出会う。

 

自分の理想とする時代に行き、憧れの人物と交流できるなんて、憧れを抱く多くの人にとって、それが叶うなら至極の幸せ。

同じく1920年代に憧れる私としては、直接的に主人公がうらやましかった。

 

しかし、主人公が1920年代で激しく恋をした女性は、1890年代(ベルエポック)に憧れている。

二人は1890年代にタイムトリップし、彼女はそのまま残りたいと言いだす。

そして彼は、「誰もが、過去に憧れる」ということに気がつく。

 

2010年から1920年に理由なくタイムトリップするのと同様、1920年から1890年に理由なくタイムトリップするのがよい。

「自分より過去の時代に対して人がどう思うか」=「誰もが過去に憧れる」=「過去にばっかり憧れるより、今を生きた方がいいんじゃない」?というメッセージ以外に思考が持って行かれない。

 

主人公は、現代に戻ると、婚約者と別れて、別の女性と恋をはじめる。

 

婚約者がいるのに、1920年代の女性と恋をする主人公は、女性の私からすると前半嫌な気持ちもするが、その不快感もこれで解消。

かつ激しい恋をしていた主人公が、あっさり次に行っているあたりが、チャーミング。

 

自分の身に置き換えると、いい意味での人生への「諦め」が心地よかった。

どんな過去も過去は過去。

過去の大恋愛より、今の恋の方が今を楽しむにはふさわしい、というメッセージだと理解した。